家賃収入があれば左うちわの結婚生活?
2019.07.06
交際のコツ
仲人の知り合いに、マンションを一棟持っている知り合いがいます。
どれだけの戸数があるのか詳細は不明だけれど、駅から徒歩10分、4階建ての築20年以上の古い物件です。
「家賃収入があるなんて、いいなぁ。老後は左うちわで暮らせうるじゃな~い。」と、言ったところ、管理する本人からは嘆きの声が。
大家である彼女曰く、マンションを管理、維持するには何かと費用が掛かると言います。
外壁や屋上にも定期的なメンテナンスが必要で、足場を組む大がかりな作業にはかなりコストが掛かるから、積み立ても必須。
空き部屋を埋めるために、「この部屋に住みたいな」と思われる仕様にするためのコストも大変だと言います。
キッチンやお風呂の水回りはもちろん、壁紙や備品など、少し古くなれば総取っ替えもやむを得ないとか。
加えて、家賃収入には当然税金も掛かるし、儲かっても儲からなくても、固定資産税とローンの支払いは追いかけてくる。
彼女曰く、家賃は築年数に比例して下がるのに、不動産を維持するコストは掛かりっぱなしで、決して楽ではないというのです。
婚活プロフィールの「本人資産」に、「不動産収入」などがあれば、思わず「左うちわ」の安定した結婚生活を連想してしまいます。
誰だって、結婚するならお金持ちのパートナーがいいです。
財産は、ないよりあった方がいい。
男女問わず、結婚相手はお金持ちで、「玉の輿」若しくは「逆玉」であればラッキーですね。
でも、先の不動産管理についての苦労話を耳にすると、家賃収入があるからといって、ゆとりのある結婚生活は保障できません。
人によります。
規模にもよります。
ですから、左うちわの結婚生活に憧れ、そこにだけに惹かれて結婚相手を選ぶのは、「ちょっと待った!」と申し上げたいのです。
結婚相手には、財産があってもなくても、「将来の結婚生活がイメージできるか」をある程度見極めるのは大切です。
お見合いでお相手の人柄に惚れ、交際に発展したのなら、「プロポーズ」への駒を進める前に経済の話はしてほしいですね。
特に家賃収入が「余裕資金」ではなく、結婚してからの「生活費」に充てる場合には、どんな風な計画で、将来どうしたいのか等、きちんとお話しをするべきです。
お金の話はデリケートですから、ご交際中に話題に挙げるのを躊躇する方もありますが、結婚生活に少しでも不安を抱かないためにも、「知りたい」情報の一つとしてお相手に聞いてみましょうね。
また、財産を持っている側も、ご結婚相手に不安を頂かせないために、また安心して結婚生活のイメージを描いて貰うために、お金の話は避けて通らないようにしましょう。
結婚するご縁のある方ですから、当然のことです。
結婚するお二人の思い描く将来像が、少しでも似ていることが、スムーズなご成婚への近道でもあるのです。
できるかなっ。
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