「タメ語」は距離を縮めるか、広げるか
2021.01.16
お見合いのコツ
お見合いをした結果、お断りする理由の一つに「お相手がタメ語だったから」というのがあります。
どうして「タメ語」だとお断りされやすいのでしょうか?
大きく分けると二つの理由があると思うのです。
タメ語はマナー違反?
初対面のお相手と話をする時、いきなり「タメ語」は一般的にマナー違反で感じが悪い。
お見合いは、男性はスーツを着用し、女性もきちんとした印象の清楚なお洋服をお召しになります。
そして、場所はホテルラウンジが多い。
そんなフォーマルな席で、初対面のお相手に「だよね」「でしょ?」といった「タメ語」は似合いません。
言うなれば、「タメ語」はカジュアルな服装で、「敬語・丁寧語」がフォーマルな服装といったところです。
お見合いにも、TPOの概念を心得ましょう。
TPOとは、Time(時間)、Place(場所)、Occasion(場面)の略語ですが、その場(お見合いの席)でどのような服装や振る舞いが求められるかを考え、わきまえることです。
お見合いの席の会話には、服装と同様、おめかしした言葉が求められています。
年上男性がしでかす「タメ語」の失敗
年齢差のある年上男性とお見合いをした女性から、よく聞くお断り理由が「タメ語が気になって」。
「タメ語」で話されると、「上から目線」とか「馴れ馴れしい」といった印象を持ってしまい、結果「上司と話しているみたい」となってしまうようです。
「上司と話しているみたい」とは、つまり恋愛感情なくビジネスライクに接しているお相手であり、「異性」として見れなくなってしまう、という意味なのです。
一方、男性はうんと若い女性とお見合いが成立すると、ご縁のビッグチャンスとばかり意気込みます!
年上男性として「頼りがい」をアピールしたり、年齢差と距離感を埋めようと必死になり、つい「タメ語」になってしまう事があるようです。
「タメ語」の方が、敬語よりフレンドリーに接することが出来ますし、早く距離が縮められると思いがちですが、悲しいことに、事実、それは逆効果なんです。
年齢差があるほどお姫様扱いを
年下女性が、年上男性に求めるものの一つに、もちろん「頼りがい」があります。
でも、それを「タメ語」でアピールしようと試みても、女性には「上から目線」と捉えられるだけです。
実際に女性が男性に「頼りがい」を感じるのは、なんといっても「紳士的」な言動から。
「紳士」(ジェントルメン)とは、元々イギリスの貴族を指す言葉で、彼らの様に、上品で礼儀正しく気遣いに溢れ、そしてレディファーストを忘れない男性の事を意味します。
こういった「紳士」に女性は大人っぽさと安心感を感じ、「頼れる男性」のイメージを抱くわけです。
いきなり距離を縮めようとせず、年齢が離れていればいるほど、丁寧で優しく、まるでお姫様に接するような姿勢が、お若い女性とのお見合いの成功法です。
お見合いは就活に少し似ている?
お見合いは、少し就活に似ています。
お相手に(就活の場合なら面接官に)、いい印象を持って貰いたいと頑張るところが似ているのです。
就活の場合、目の前の面接官に、まさか「タメ語」は使いません。
丁寧な言葉は社会性の高さや品格も感じられるし、「この人なら」と信頼もされやすいものです。
お見合いも同様。
お相手に好印象を持って頂くために、敬語は必須なのです。
「タメ語」は距離を縮めるか、広げるか
「タメ語」はタイミングにより距離を縮める魔法になります。
仮交際に進み、互いに自己開示をしてもっとお相手の事を知りたくなった頃、敬語を止めて「タメ語」にしてみる。
それは、家族や友達と話すみたいな感覚に陥り、お二人の距離をぐっと縮めることになるでしょう。
でも、タイミングを誤ると逆効果。
距離を広げてしまう。
知り合ったばかりの頃は、お互いを尊重する意味合いも込めて、敬語で接し方がは婚活は上手くいきます。
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